才能ゼロでも1億円!!
志産3704↑の吉村のぶきです。
大阪駅のスタバにて。
タイに初めて旅行で来た2000年のこと。
まんまとヤラれてしまいました。
バンコクでお寺巡りをしていたところ場所がわからず、セキュリティーの制服を着たタイ人に道を尋ねました。
すると今日はそのお寺が休みで観光できないとのこと。
せっかくだから他に良いお寺を教えてくれると言うんです。
その名も「ラッキー・ブッダ」
時間もあるし、まあいっかと行ってみることに。
ぼったくる人がいるからと親切にトゥクトゥク(三輪タクシー、トライシクル)のドライバーに値段交渉までしてくれました。
この時は騙されていることに気付いてませんでした。
ラッキー・ブッダでお堂に入ると全身真っ白な服を着たタイ人が声をかけてきた。
全身真っ白の服を着た身なりの良い紳士。
世間話をいろいろし、どこかお勧めの場所はないかと聞いたところ、スーツを安く仕立てられるところがあると。
タイではフルオーダーしてもすごく安いと聞いていたしちょうどタキシードを仕立てたいと思っていたところ。
その紳士がドライバーに場所を説明してくれ、そのままテイラーに向かいました。
店につくと超ばっぴんの店員にあれこれ勧められているうち、ふと気づくと男性店員に周りを取り囲まれている。
うっ、やばいかも。
隙を見てなんとか逃げ出すことに成功。
後で聞いてみるとよくある手口だそう。
セキュリティー、ドライバー、身なりの良い紳士、テーラーもみんなグル。
なかなか良く出来た流れだと変に感心してしまいました。
日本の金融機関や金融に係る制度も同じようなもの。
最近コマーシャルなどでもみかけるようになったNISA(ニーサ)。
このNISAというのは、金融機関に少額投資非課税口座を開設することで、一人につき年間あたり100万円の元本まで上場株式・投資信託等の取引による利益や配当金に5年間税金がかからなくなる制度です。
適用期間は平成26年(2014年)から平成35年(2023年)までの10年間、投資総額は合計500万円までです。
注意点は、例えばNISA口座の100万円の枠の中でで20万円の株式を購入して初年度に利益が出て売却した場合、利益部分を非課税にはできますが、空き枠の20万円で再度別の商品を買うことはできません。その年の残り枠は80万円となります。
また、その年に100万円の枠すべてを使わなかったとしても、枠を翌年に繰り越すことはできません。
2重使用を防ぐため、利用者はNISA専用口座を一つの金融機関に決めて一口座に限り開くことができます。
一見、税金が無くなってお得のようですが、運用で増えなければ税金がセロでも20%でも同じです。
100万円以下という少額の投資をする人のほとんどが投資の初心者でしょう。
金融機関に勧められるがままに投資信託を買うのが目に浮かびます。
日本の投資信託は、パチンコや宝くじと一緒で買った時点で負けが決まっているようなもの。
日本で販売されている投資信託の平均利回りより、金融機関がとる手数料率の平均が上回っているからです。
あなたの運用益に対して税金がかからなくても、投資信託の預かり残高に対して金融機関は手数料を引いています。
手数料は金融機関の利益なので、投資信託を買う人が増えれば金融機関の利益が増え、法人税が増えて国の税収が増えるという構図。
勝つのは国と金融機関。
負けるのは?
よく考えられたシナリオだと思いませんか?
国外で大きく増えるものがあれば、税金を払ってもそちらを選んだほうが得です。
年利8%を保証しているような商品もあります。
税金は増えた以上にはとられないですし、その国に住んでいない非居住者には、運用益に対して非課税という国もあります。
金融商品の大きなコストが人件費と税金。
同じ投資信託を買うならこの2つが日本よりも低い国を選ぶほうがパフォーマンスがあがります。
NISA口座で投資信託を買う人が増えないのを祈るばかりです、、、